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ナイフマニアではなく実戦派 ニュース記事に関連したブログ

2008/06/10 00:48

 

犯人が用意したナイフの写真を見る限り、彼はナイフマニアではない。ナイフマニアはナイフそのものにこだわりがあるので、同じダガーナイフ(コマンドーナイフ)を使うにも、ガーバーのMkIか、M7バヨネットを選ぶだろう。ミリタリーマニアならストライダーを1本は持っている筈だ。ところが、犯人の用意したナイフは見た所どれも「安物」である。左の物はパラトルーパー用のダガーかも知れない。2番目はファイティングナイフ型のユーティリティだが、SOGのコピーに見える。一番右はダガータイプだが、コンバットナイフではなくブーツナイフだろう。コレクターやマニアなら、恐らく見向きもしない代物ではないか。

しかし、人を殺すと言う点では、安物である程、ダガーが実用的である。材質が悪くても、刃付けが好い加減でも、先が尖っていて、折れさえしなければ良いからだ。普通のファイティングナイフ、ましてやサバイバルナイフは余程の腕力とテクニックが無ければそう簡単に何人も殺す事は出来ない。トレーニングを積んだプロでなければ実用性は包丁以下である。

もし、犯人がそれを知っていて、敢えて安物のダガーを選んだとしたら、極めて実戦的である。ナイフマニアなどではなく、確実な殺傷を狙った殺戮者である。勿論、ゲームなど全く関係がない。

今後、銃刀法が改正されるかも知れないが、実効性は疑問である。なぜなら、アメリカでは容易に銃が手に入る事が犯罪を助長するとして、銃を買う時に購入手続きに1週間掛かる法律を、各方面からの猛反対を押し切って導入したが、それで銃犯罪が減ったと言う話を聞かない。しかし、規制をする意義はあると思う。

刃渡りが少なくとも20センチ以上の刃物は包丁も含め本人確認を義務付けるべきだ。また、バタフライナイフと同じようにダガーも法で規制すべきだろう。なぜなら、ダガーは人を殺傷する以外に使い道が無いナイフだからだ。前線で兵士が穴を掘るのにバヨネットを使う事はあるらしいが、あくまで対人用の刃物である。日本で許可する理由は無い。

最近、ポケットナイフを対象にしたナイフ狩りが横行しているアキバで、大型ナイフを使った犯口が起きたのは皮肉だ。警察もナイフによる犯罪を多少は理解しただろうか。

以前、CWニコル氏が、イングランドの正装は、フリチンにキルトだが最後に刃渡り15センチのナイフを帯びて完了すると書いていた。15センチと言うのは、人の心臓に達する長さだそうだ。であれば、15センチ以上の刃物は規制しても良いではないか。

無論、ネットなどでの闇の売買が横行するのは目に見えている。そっちの規制も警察にちゃんとやってもらわねばならない。また、調理師組合からの猛抗議が来るのも予想される。しかし、法を作るならザル法では意味が無い。

当局に、おとなのけじめを見せてもらおうではないか。

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