アメリカでは数年前から発売されていたFJクルーザーが日本に来た。FJと言うのは、ランクルファンなら知っている通り、F型エンジンを積んだランクルの事を指す。日本ではB型ディーゼル・エンジンを積んだBJが主流だったが、外国ではF型ガソリン・エンジンを積んだFJが殆どだった。
だから、FJと言えば、マニアにとってはF型エンジンを積んだ輸出仕様のヨンマルである。あのヨンマルでさえ、6気筒エンジンを積むように設計されていた。ウチのナナマルも初代の71は4気筒13BTを積んでいたが、今の73は6気筒HZを積んでいる。実は、FJが出ないかと淡い期待を抱いていたのだが、直6は廃れ、V8になってしまった。
さて、FJクルーザーだが、シャシーはサーフやプラドと同じである。フルタイム四駆の代わりにパートタイムになり、コンピューターによるトルクコントロールの代わりにリアデフロックを積んでいる。
今のプラドが出た時、トヨタは「もうデフロックは要らない」と公言した筈だが。はて、コストダウンの苦肉の策か。それを、操る楽しみとはよく言うよな。
デザインはそれこそヨンマルを彷彿させる物で、御丁寧にルーフを白く塗り分けている。ボディカラーも赤、黄、青とヨンマルの再現である。
ナナマルにもモデリスタによる「ヨンマル・バージョン」があったが、逆にマニア受けしなかった。ランクルファンはオフロードファンでもあるからだ。
FJクルーザーも、熱心なランクルファンには受けないだろう。まあ、ナナマルを買いたくても買えない層には、背に腹は変えられないと受け入れられるかも知れないが、やはり、モノが違う。
恐らく、トヨタが言うように、FJを知らない若い世代には、遊び道具として売れるかも知れない。FJでなければ走れない道がある事を知らない若者には、受け入れられるだろう。
ジープがモーターショーに「アイコン」を出品し、ルビコンを市販したのとは対照的ですな。
それとも、トヨタにとり、地球にはオフロードも、ラフロードも無くなったと言う事ですかな。

